【読書メモ③】働く女子のキャリア格差
タイトル:働く女子のキャリア格差
著者 :国保 祥子 氏
働く女性、特に子育てをしながら働く女性を取り巻く課題と解決策を示した一冊。
特に印象に残った箇所は以下。
★女性は管理職になりたがらないとよく言われるが、多くの場合は「長時間労働の管理職をやる自信がない」という意味であることが多い。
管理職のイメージが「完璧でなくても自分らしく成果を出して、周りに感謝されて、さっさと帰ってプライベートの時間も持てる」というものになれば志願者は飛躍的に増える。
★女性リーダーは男性リーダーに求められる資質だけではなく、優しく協調的であるという女性らしさも同時に求められ、その二つの相反する資質を同時に満たさなければ周りから評価されない。
★生涯に渡り仕事を続けたいのであれば、「いつか」ではなく「いま」頑張って成長機会を欲しているということをアピールすべき。一番わかりやすい方法がフルタイムで職場に復帰すること。
★女性に昇進の機会を与えない職場は権利主張型の女性を量産してしまう。
自身も「キャリアを築きたい。でもそろそろ子どもも欲しい」と考えているだけに、頷きながら読みました。
女性活躍が声高に叫ばれていますが、男性も女性も同じように職場で成長や昇進の機会があり、同じように家事・育児をする、そんな社会が実現できるといいですね。
【読書メモ②】君たちはどう生きるか
タイトル:君たちはどう生きるか
著者 :吉野 源三郎 氏
本屋で見かけて興味を持ち購入。
中学生のコペルくんを主人公に、示唆深いおじさんとのやりとりを通じた心の成長を描いています。
決して裕福とは言えない同級生にどう接するのか、いじめに遭遇したらどう振る舞うのか、コペルくんの体験や考えは子どもだけでなく大人にも通じます。
将来子どもができたら読むことを勧めたい。